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2016年 02月 08日

「みんなのミシマガジン×森田真生0号」

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「みんなのミシマガジン×森田真生0号」
昨年10月の天気の良いある日、「みんなのミシマガジン×森田真生0号」の口絵写真の撮影のため、ミシマ社の三島社長とミシマ社敏腕編集者の新居さんと、下鴨神社の「糺ノ森」に数学者の森田真生さんを連れ出して撮影しました。
糺ノ森をしばらく歩きながら森田さんを撮影していたその終盤。
鬱蒼とした森の中に入っていった森田さんが糺ノ森に漂う霊気と呼応したのか、突然踊り始めました。
その瞬間まるで森全体が彼の挙動に注視しているかのようにピンと張り詰めた空気が森を包みました。
その森の視線と声に呼応するかのように、天を仰いだり、ステップを踏んだりして、森全体と一体となって踊る森田さん。

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マグマが地上に溢れ出てくるかの様な、ほとばしるエネルギーを放ちながら踊り続ける彼を写真に収めようと、僕はファインダーに眼をギュッと強く押し付けたまま何度もシャッターを切りました。
その時間は5分だったか、3分だったか、はたまた30秒くらいだったか。
一気に燃え上がって、スッと消えていく炎のように、突然その踊りは終わりを告げました。
ファインダーから眼を離すと、少し息を荒くして、にっこりと笑っている森田さんの姿が。
「おぉ・・・・」
あまりの迫力に感嘆の声を漏らしながら森田さんを見つめる三島さんと新居さん。
僕もいい写真が撮れたんじゃないかという手応えを感じながら、その撮影は終了しました。
終了してから、森田さんを撮影している時の感覚と手応えが何かに似ているなあと思ったら、僕がバングラデシュの肉体労働者を撮っている時の感覚とすごく似ていたのです。
溢れんばかりの圧倒的なエネルギー。そしてそれを纏いながら一心不乱に打ち込む集中力。
僕の独断と偏見だけども、森田さんもバングラの労働者も本質的には同質の共通する何かを持っていると感じました。

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森田真生という若き才能が数学の新たな境地を開きつつあることはもう周知の事実です。
そんな彼の源泉は案外こういうところにあるんじゃないかと、垣間見た瞬間でした。
ということで、「みんなのミシマガジン×森田真生0号」是非手にとって読んでください。
装丁は矢萩多聞さんです〜。すごくかっこよくて斬新な装丁!

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by yoshida-akihito | 2016-02-08 20:57 | 雑誌・新聞掲載情報


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