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2013年 01月 17日

2013年1月11日〜13日 ISLAM

2013年1月11日〜13日

今回僕の目的の一つに、このイスラム教国・バングラデシュで行われるイスラム大祭の撮影がある。
この大祭、3日間続けてあり、バングラデシュ全国からはもとより、世界各国のイスラム国の人間達が集まってお祈りを捧げる巡礼祭である。
ちなみにイスラム教最大の巡礼祭はサウジアラビアのメッカ巡礼で、ここバングラデシュの巡礼祭が世界で2番目の規模である。3日間で何と400万人集まる。
ちなみにあまりにも人が多すぎて大混乱をきたすという理由で、前年から2回に分けて行われるようになったようだ。

昨日僕が危惧していた、「撮影ができないかもしれない」という懸念は「宗教」というちょっとデリケートな部分に触れるからであり、こういうものには制約がつきものだからである。

さて、その大祭である。
結果から言うと、撮影の方はできた。
しかし、「順調に」というわけではなく、やはり大事な宗教行事だからだろう、カメラを持っているだけで屈強な男達に囲まれ、

「撮影禁止だぞ!」

と言われ、出鼻をくじかれること多数。
それならばと、まずは彼らと打ち解けてお互いいい雰囲気になったところで何とか撮影に持っていこうとするもカメラを構えると

「おいおい、それはだめだぜ」

と言われる。
くそ、それならばとノーファインダーでシャッターを押し撮影すると、全く見当違いのものが写っていて、踏んだり蹴ったり。
ということで場所を変え、巡礼祭の様子を俯瞰できるビルの上から撮影。ここは大丈夫だった。
そしてたまたま僕が上がったビルにはロイター通信社やAFP通信社のカメラマンがたくさんいて、僕の姿を見るや、

「こっち空いてるぜ!」

と、同じカメラマン同士のよしみで快く迎え入れてくれる。
おかげで何とか無事に祭礼の様子を撮影できた。

それにしても凄まじい人間の数の多さを前にただただあっけにとられるばかりであった。
人間の熱気が大地を揺るがし、空を突き破らんばかりに渦巻き、会場も会場外も全てがエネルギーに満ちあふれていた。
そしてそのエネルギーは「祈り」の形となって神に捧げられるのである。
そんな人間の祈りの姿を見ているとあぁ、神様ってほんとにいるんだなと思えた。

それから更に凄まじいのは3日間の巡礼祭が終わったあと。
「怒濤」という言葉はきっとここから生まれたんじゃないかというぐらい、祈りを終えた人々が帰っていくその光景は形容しがたいほど凄まじかった。

とにかく、3日間に及ぶこの巡礼祭の一部始終の中に身を置き、この目で見ることが出来たのは幸運だった。
そして、ぐったりと疲れたのである。


追伸:たくさん写真をお見せしたいですが、雑誌などで発表しますのでその時を楽しみにしていて下さい。とりあえずこの一枚。
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巡礼祭が終わり、列車で帰る人達。もちろん上の人達は無賃乗車。


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by yoshida-akihito | 2013-01-17 00:18 | 旅日誌


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